LINEでインスタ大学の受取案内を見る

Claude CodeのMCPタスクの使い方|長い処理を任せる手順と止め方

Claude CodeのMCPタスクの使い方|長い処理を任せる手順と止め方

Claude CodeのMCPタスクは、つないだ外部ツール(MCPサーバー)に長い処理を任せ、その間もClaudeと別の作業を続けられる仕組みです。サーバーが仕事を受け付けた時点でClaudeの呼び出しが戻るので、終わるまで画面の前で待つ必要がありません。使うには、ターミナルで動かすClaude Code(CLI)がv2.1.304以降であることと、つないだMCPサーバーがタスクに対応していることが条件です。止めるときはEscではなく、/tasksでタスクを選んでxを押します。

この記事は、2026年10月25日(日本時間)にS.EarchのYouTubeチャンネルで公開された無料動画「【新機能】AIの待ち時間を別の仕事へ|Claude Codeが長い処理をMCPサーバーに任せる」の無料公開部分(冒頭から約6分20秒)を核にしています。条件や操作は、2026年10月28日に確認したAnthropicの公式ページ(Claude CodeのMCPのページとCHANGELOG)の記載で裏付けた範囲に限っています。

目次

Claude CodeのMCPタスクとは

MCPタスクとは、レポートの書き出しやビルドのような長い仕事を、MCPサーバー自身が実行する仕組みです。Claude Codeの呼び出しはサーバーが仕事を受け付けた時点で戻り、Claudeはそのまま別の作業を続けます。仕事が終わると会話の記録にその旨が表示され、結果はClaudeに渡ります。

MCPは、Claude Codeに社内のツールや外部のサービスをつなぐための共通の仕組みです。動画では、料理の注文にたとえていました。これまでは注文してから出来上がるまでカウンターの前で待つやり方、タスクは注文票を渡して席に戻り、届くまでに別の用事を片付けられるやり方に近い、という説明です。

公式のMCPのページによると、タスクが動いている間は画面の下の方に「1 MCP task」のような件数が出て、Claude Codeがサーバーに状況を確かめ続けます。仕事が終わると「MCP task …completed.」という行が会話に表示されます。結果は会話の画面ではなくClaudeに渡るので、Claudeに結果を見せてと頼みます。Claudeが手すきなら、頼まなくても結果の処理を始めます。

使える条件|v2.1.304以降のCLIと、タスク対応のサーバー

MCPタスクは、Claude CodeのCLIでのパブリックベータです(公式のMCPのページ)。v2.1.304は、GitHubのリリース記録では日本時間2026年10月20日に公開された版です。v2.1.304はClaude Code本体の版番号で、AIモデルの名前ではありません。

条件 公式ページの記載(要旨)
Claude Codeの版 v2.1.304以降
使える場所 ターミナルのCLI、Agent SDK、GitHub Actions。VS Codeの拡張機能やデスクトップアプリにはMCPタスクがない
MCPサーバー サーバーがタスクに対応していること。対応しているかはサーバーごとに違う
接続の方式 HTTP・stdio・claude.aiのコネクタのいずれかで、プロトコルの改訂版2026-07-28で接続している
使えない環境 Amazon Bedrockのような他社経由の利用や、テレメトリや機能フラグの取得をオフにしている場合
呼び出し元 メインの会話からの呼び出し(サブエージェントからではない)

2026年10月28日の確認時点で、公式ページにほかの場所へ広げる日付の記載はありません。今日試せるのは、ターミナルで動かすClaude Codeと押さえておいてください。

今日できる最初の一手|3つの順番で試す

  1. 版を確かめる:ターミナルでclaude --versionと打ち、2.1.304以上かを見ます。古ければ、公式の案内に沿って最新へ更新します。
  2. サーバーの対応を確かめる:使っているMCPサーバーがタスクに対応しているかを、そのサーバーの説明で確かめます。ここはClaude Codeの側だけでは決まりません。
  3. 長い処理を一つ頼む:対応しているサーバーへ、時間のかかる処理を一つだけ頼みます。任せたあとも、Claudeにそのまま話しかけて別の作業を進められていれば、待たずに済んでいる状態です。

例えば、社内の集計ツールをMCPでつないでいるなら、次のように頼みます(動画の例です)。

先月分の売上レポートを書き出して。終わるまでの間に、来月の目標の案を三つ出して。

前半がサーバーに任せる長い仕事、後半がその間にClaudeと進める作業です。待っている間に何をするかまで、最初に決めて頼むのがコツです。

途中で聞いてくる画面(エリシテーション)の扱い方

エリシテーションは、聞き出す・引き出すに近い言葉です。動いているタスクは、作業の途中で入力を求める画面を開けます。足りない情報を聞いたり、このまま進めてよいかを確かめたりする使い方です。

公式のMCPのページでは、この画面を断ったりEscを押したりしても、それはサーバーへの答えとして扱われ、仕事を続けるかどうかはサーバーが決めると説明しています。閉じたから止まった、とは限らないということです。また、/tasksを開いている間はこの画面が隠れるので、答えるときは/tasksを閉じます。

やりたいこと 操作 補足
聞かれたことに答える 表示された画面に入力する /tasksを開いていると画面が隠れるので閉じる
断る 断る・Esc サーバーへの「いいえ」の返事。続けるかはサーバー次第
仕事そのものを止める /tasksで選んでx、またはClaudeに止めてと頼む 次の節を参照

途中で聞かれることを最初から想定して頼むなら、動画で紹介された次の架空の例が使えます。

顧客一覧の書き出しを始めて。足りない項目があれば、途中で私に聞いて。

途中で入力を求められたら、それがエリシテーションの画面です。その場で答えれば、仕事が先へ進みます。

止め方|Escでは止まらない

一番間違えやすいのが止め方です。公式のMCPのページには、Escを押しても裏で動いているタスクは止まらないと書かれています。止める方法は2つです。

  1. /tasksと入力し、該当のタスクを選んでxを押す
  2. Claudeに、止めてと頼む

どちらの場合も、Claude Codeはタスクを追うのをやめ、サーバーに取り消しを頼みます。ただし公式ページでは、サーバーがそのまま最後まで終えることもあると注意しています。また、サーバーとの接続が切れているときは、先に/mcpからつなぎ直してから止めます。つなぎ直さないと取り消しの依頼が送られず、Claude Codeはそのタスクを追えなくなります。

任せる・止める・受け取るの3つの操作をまとめると、次のとおりです。

操作 やり方
任せる タスク対応のサーバーへ、長い処理を一つだけ頼む
止める /tasksで選んでx、またはClaudeに止めてと頼む(Escでは止まらない)
受け取る 完了の行が出たら、Claudeに結果を見せてと頼む

終了・再開したときに気をつけること

公式のMCPのページによると、リモートのサーバーで動くタスクは、Claude Codeを終了しても動き続けます。もう一度追うには、タスクを始めたのと同じセッションをclaude --resumeなどで開き直します。新しいセッションを始めた場合は、そのタスクを追いません。

一方、自分のパソコンで動くstdio方式のサーバーは、Claude Codeを終了するとサーバーの処理自体が止まります。そのサーバーの説明に「終了後も仕事が続く」と書かれていない限り、終了する前にタスクを終わらせるか、/tasksで止めておくのが安全です。

よくある質問

Q1. デスクトップアプリやVS Codeでも使えますか?
2026年10月28日の確認時点では使えません。公式のMCPのページでは、MCPタスクが使えるのはターミナルのCLI、Agent SDK、GitHub Actionsで、VS Codeの拡張機能やデスクトップアプリにはMCPタスクがないと書かれています。
Q2. どのMCPサーバーでも使えますか?
いいえ。サーバーがタスクに対応していることが条件で、対応しているかはサーバーごとに違います。使っているサーバーの説明で確かめてください。
Q3. Escを押したのに、仕事が止まっていないのはなぜですか?
Escでは裏で動いているタスクは止まりません。/tasksで該当のタスクを選んでxを押すか、Claudeに止めてと頼みます。止める操作をしても、サーバーが最後まで終えることはあります。
Q4. 途中で聞かれた画面を閉じると、仕事は止まりますか?
止まるとは限りません。断ったりEscで閉じたりするのは、サーバーへの「いいえ」の返事として扱われ、続けるかどうかはサーバーが決めます。止めたいときは、別に止める操作をします。
Q5. 結果はどこに表示されますか?
完了すると会話に完了の行が表示されますが、結果そのものはClaudeに渡ります。Claudeに「結果を見せて」と頼んで、書き出されたものを確かめてください。

まとめ|長い仕事を一つに絞り、待つ間の作業を先に決める

Claude CodeのMCPタスクを使えば、つないだMCPサーバーに長い仕事を任せて、待たずに別の作業を進められます。v2.1.304以降のCLIとタスク対応のサーバーを確かめ、長い仕事を一つに絞って、待っている間の作業も一緒に頼みましょう。止めるときはEscではなく/tasksのx、受け取るときはClaudeに結果を見せてと頼む。この3つの操作を覚えておけば、長い仕事を安心して預けられます。Claude Codeの更新の確かめ方はv2.1.309の安全更新の記事、離席中の使い方はクラウドセッションで離席中に修正を任せる記事でも紹介しています。

流れは、2026年10月25日公開の無料動画でも確認できます。ほかの動画記事はS.Enseのトップページから読めます。

この記事は、2026年10月25日公開の無料動画のうち無料で見られる部分をもとにしています。条件や操作は、2026年10月28日に確認したAnthropicの公式ページ(Claude CodeのMCPのページ、CHANGELOG、GitHubのリリース記録)の記載で確かめました。依頼文は説明用の例です。ベータ版の機能は条件や操作が変わることがあるため、使う前に公式の最新の記載を確認してください。

この記事を書いた人

目次