Codexの使用量の上限に当たりそうな時は、OpenAIから届いた「貯めておけるリセット」を、対象の枠の残りが80%を切ってから使います。80%以上残っている時に押しても使われず、リセットは減りません。
OpenAIのヘルプ記事「How resets work in Codex」に、リセットの種類・使える条件・戻る枠が書かれています。2026年11月3日に本文を確認した時点で、更新日の表示は「6 days ago」でした。
この記事の要点は次の4つです。
- 貯めておけるリセットは、受け取っただけでは使用量が戻らない
- 使えるのは、対象の枠の少なくとも1つが残り80%未満の時だけ
- 使う場所はデスクトップアプリの「Settings > Usage & billing」、ウェブの「Usage settings」、CLIの
/usage - 使うと、次に枠が戻る時刻が変わる(請求日は変わらない)
この記事は、2026年11月2日(日本時間)にS.EarchのYouTubeチャンネルで公開された無料動画「Codexの使い方|上限のリセットは“すぐ押さない”。貯めたリセットが使える条件と戻る枠」の無料公開部分(冒頭から約6分11秒)を核にしています。
Codexの貯めておけるリセットとは
Codexの貯めておけるリセット(banked reset)とは、OpenAIが無料で配る一回きりのリセットです。アカウントに保存され、期限までの好きな時に自分で使うと、対象の使用量の枠が上限いっぱいまで戻ります。
ChatGPTのプランでCodexを使うと、5時間ごとや1週間ごとの使用量の枠があります。リセットは、この枠を予定より早く元に戻す仕組みです。
大事なのは、受け取っただけでは何も戻らないことです。OpenAIのヘルプには「Receiving one does not refresh your usage」とあり、使う時は自分で選びます。
Codexのリセットは3種類|貯める・自動・買う
OpenAIのヘルプは、Codexのリセットを「貯めておけるリセット」「自動のリセット」「買うリセット」の3つに分けています。自分で使う時を選べるのは、貯めておけるリセットだけです。
| 種類 | 自分で使う操作 | 貯めておけるか |
|---|---|---|
| 貯めておけるリセット(無料) | 要る。使う時を自分で選ぶ | 貯められる。期限あり |
| 自動のリセット(無料) | 要らない。OpenAIが選んだアカウントと枠に直接かかる | 貯まらない |
| 買うリセット(有料) | 買うとすぐかかる | 貯められない |
買うリセットを案内されるのは、選ばれたPlusとProの個人アカウントです。同じヘルプには、そのプランであれば必ず買えるわけではないと書かれています。
どの種類も、いつもの定期の戻りとは別の一回きりです。プランの上限を増やすものでも、使用量のクレジットを足すものでもありません。
無料のリセットは、OpenAIの判断で配られます。誰に、どの枠に、いつ届き、いつまで使えるかはOpenAIが決めます。同じプランの人に届いても、自分に届くとは限りません。
使える条件|対象の枠の残りが80%未満
貯めておけるリセットを使えるのは、そのリセットが対象にする枠の少なくとも1つが、残り80%未満の時です。全部の枠が80%以上残っていると、使えずにリセットはそのまま残ります。
その時の画面には「Your usage does not need a reset right now」と出ます。ヘルプには、リセットは使うか期限が切れるまで残ると書かれています。
リセットが使われたと数えられるのは、対象の枠を1つ以上戻した時だけです。早く押しすぎても減らないので、焦って押す必要はありません。
- 週の枠が残り15%:80%未満なので使える
- 週の枠が残り90%で、5時間の枠も80%以上:使えず、リセットは残る
- 週の枠はまだ使っておらず、5時間の枠が残り10%:5時間の枠だけが戻る
Codexでリセットを使う手順
リセットは、Codexのデスクトップアプリの「Settings > Usage & billing」、ウェブの「Usage settings」、またはCLIの /usage から使います。スマホのアプリでは使えません。
デスクトップアプリとウェブでの手順は次のとおりです(OpenAIのヘルプの手順に沿っています)。
- デスクトップアプリなら「Settings > Usage & billing」、ウェブなら「Usage settings」を開く
- 「1 reset available」や「Full reset」と出ている使用量のまとめを選ぶ
- そのリセットがどの枠にかかるかと、期限を読む
- 使ってよければ、使う操作(デスクトップでは「Use reset」)で確定する
デスクトップでは、「Buy an instant reset」は別の有料の案内です。買っても、貯めておいたリセットは減りません。
CLIでCodexを使う人は、/usage と打って「Redeem reset」を選びます。使っている版にこの項目が無ければ、デスクトップアプリかウェブから使います。
使ったあとの確かめ方
確定したら、使用量の画面で、対象の枠が上限いっぱいまで戻っているかを見ます。表示が変わるまで少し時間がかかることがあるので、戻っていなければ画面を開き直します。
デスクトップアプリでは、「Settings > Usage & billing」の「Usage limit resets」にある「History」で、過去30日のリセットの記録を見られます。使った記録は「Reset used」と出ます。
ヘルプは、最初のリセットが効いたか試すために、別のリセットを使ったり買ったりしないよう書いています。
押し時の例|金曜の夕方に週の枠が残り15%
押し時は、残りが少なく、これから長い仕事が続く時です。OpenAIのヘルプのとおり80%以上残っている時は使えないので、残りが減ってから使えば損をしません。
ここからは説明用の架空の例です。PlusプランでCodexを使っている人が、金曜の夕方に週の枠が残り15%になりました。月曜の朝までに、今週の議事録を整理しておきたい場面です。
画面には「1 reset available」と出ています。この人がやることは、ヘルプの手順に沿った次の3つです。
- 「Settings > Usage & billing」で、リセットの対象の枠と期限を読む
- 週の枠が80%未満なので、リセットを使って週の枠を上限いっぱいまで戻す
- そのまま仕事を続ける
戻したあとにCodexへ出す依頼は、例えば次の文です。
「今週のフォルダにある議事録5本を読んで、決まったこと、まだ決まっていないこと、担当者の3つに分けた一覧を1枚にまとめてください」
逆に、月曜の朝に週の枠が90%残っている時に押しても、「Your usage does not need a reset right now」と出るだけで、リセットは減りません。リセットが使われたと数えるのは枠を戻した時だけだと、ヘルプに書かれています。
使うと戻る枠|プランごとの違い
リセットで戻る枠はプランで違います。PlusとBusiness Standardは5時間と週の枠、Pro 100・200・500は週の枠、Goは月の枠です。戻るのは、使って減っている枠だけです。
| プラン | リセットで戻る枠 |
|---|---|
| Go | 月の枠 |
| Plus/Business Standard | 5時間の枠と週の枠 |
| Pro 100/Pro 200/Pro 500 | 週の枠 |
この表は、2026年11月3日に確認したOpenAIのヘルプの「What happens when you use a banked reset?」の記載です。まったく減っていない枠は、リセットを使っても動きません。
5時間の枠と週の枠は、同じ使用量が両方に数えられますが、終わる時刻は別々です。例えば、週の枠はまったく減っておらず、5時間の枠だけ残り10%の時に使えば、5時間の枠だけが戻ります。
画像の生成やファイルのアップロードなど、別の機能の枠は対象外です。ヘルプには、ChatGPTの画像生成・ファイルアップロード・通常の音声チャットの上限は変わらないと書かれています。
次に枠が戻る時刻が変わる理由
リセットで使用期間が始め直されると、次に枠が戻る時刻もその時点から数え直されます。請求日は変わりません。
ヘルプの例では、金曜に終わるはずだった週の期間を火曜に始め直すと、次の戻りは翌週の火曜になります。もとの金曜の戻りは、もう来ません。
次の戻りがいつかは、自分で計算せず、使用量の画面の表示を見ます。新しい期間が始まる前は、表示が見込みで変わることもあります。日付が変わっただけでは、別のリセットが使われたことにはなりません。
期限とお金の扱い|現金やAPIクレジットではない
貯めておけるリセットは、現金でもAPIのクレジットでもなく、人に渡すこともできません。期限は自分のアカウントか案内に表示された日時で、時間帯の表記があればそれも確かめます。
期限を過ぎると使えません。ヘルプには、無料のリセットについて、サポートは期限の延長や、受け取れなかった・期限が切れた・誤って使った分の付け直しをしないと書かれています。
ChatGPTのプランに付くAPIクレジットは、リセットとは別のものです。受け取り方はChatGPT ProのAPIクレジットの受け取り方で書いています。
アシスタントにリセットを使わせる設定
デスクトップアプリで「Allow your assistant to use resets」をオンにすると、Codexに頼んで貯めておけるリセットを使わせられます。この設定は、5時間か週の枠の残りが10%以下の時に働きます。
この設定は動画では扱っていない、ヘルプに書かれた補足です。自分の操作だけで使いたい人は、この設定をオフにしておきます。
思っていない時にリセットが使われていたら、「History」の記録と、Codexとの最近のやり取りに使う依頼や確認がなかったかを見ます。
よくある質問(FAQ)
- Q1. リセットを受け取ったのに、使用量が戻りません。
- 貯めておけるリセットは、受け取っただけでは使用量が戻りません。「Settings > Usage & billing」などで自分で使う操作をした時に戻ります。
- Q2. 「Your usage does not need a reset right now」と出ました。リセットは減りましたか?
- 減っていません。対象の枠が全部80%以上残っている時に出る表示で、リセットは期限まで残ります。
- Q3. スマホのアプリから使えますか?
- 2026年11月3日に確認したヘルプでは、スマホのアプリにはリセットの操作も記録の画面もありません。デスクトップアプリかウェブ、CLIから使います。
- Q4. 貯めたリセットを使ったあとに、自動のリセットがかかるとどうなりますか?
- 戻るのは減っている枠だけで、2つのリセットを足して上限の2倍になることはありません。使っていない貯めたリセットは、自動のリセットでは減らず、もとの期限のまま残ります。
- Q5. リセットが届くかどうかは、どこで分かりますか?
- 無料のリセットは、OpenAIが対象者・枠・時期・期限を決めて配ります。届いたかと期限は、自分の使用量の画面で確かめます。
まとめ|残りが80%を切ってから使う
OpenAIのヘルプによると、Codexの貯めておけるリセットは、受け取っただけでは何も戻らず、対象の枠の残りが80%未満の時に自分で使って初めて上限いっぱいまで戻ります。早く押しても減らないので、残りが少なく長い仕事が続く時に使います。
使う場所は、デスクトップアプリの「Settings > Usage & billing」、ウェブの「Usage settings」、CLIの /usage です。使うと次の戻りの時刻が変わるので、次の予定は使用量の画面で確かめます。
流れは2026年11月2日公開の無料動画でも確認できます。CLIでの使い方の例はCodex CLIで途中から条件を追加する方法でも書いています。ほかの動画記事はS.Enseのトップページから読めます。
この記事は、2026年11月2日公開の無料動画のうち無料で見られる部分をもとにしています。リセットの種類・条件・戻る枠・手順は、2026年11月3日に確認したOpenAIのヘルプ「How resets work in Codex」で確かめました。
「金曜の夕方に週の枠が残り15%になった人」は説明用の架空の例です。提供の条件や画面の表示は変わることがあるので、使う前に自分の使用量の画面とOpenAIの最新の記載を確認してください。

