インスタのDMやコメントで同じ質問が何度も届くなら、インスタDMの返信文をAIで前もって作っておけます。毎回その場で返事を考えるのではなく、募集の確定情報を1枚の「募集メモ」にまとめ、AIに「このメモだけを根拠に、質問ごとに70字以内の返信文と根拠の原文を出して」と頼むのが近道です。DMで申込を受け付けない場合は、断る一文と申込先・締切の案内を一組にして返します。まだ決まっていないこと(例えば現在の空席数)は、AIに埋めさせず「未確定」と書いたまま返信に残します。
この記事は、2026年10月9日(日本時間)にS.EarchのYouTubeチャンネルで公開された無料動画「インスタで同じ質問が来る人へ|AIで返信文とFAQ投稿を作る」の無料公開部分を核にしています。動画で紹介された募集メモの作り方・依頼の条件・返信文の選び方に、自分の募集へ当てはめるための手順と確認項目を補いました。
インスタのDM返信文をAIで作る考え方|上手な文より「確かめられる文」をそろえる
インスタのDM返信テンプレとは、申込方法・参加費・空席・持ち物のように繰り返し届く質問に対して、募集の確定情報だけを根拠に前もって用意しておく短い返信文のことです。1問につき1つの答えと、その答えの根拠になった募集メモの原文を対にして持っておきます。
動画が最初に押さえているのは、AIが文章を作ることと、募集の条件を決めることは別だという点です。AIには下書きを任せ、人は募集メモと照らして使う文を選びます。毎回うまい返事を思いつくことより、同じ材料から確認できる形を作っておくほうが、返信のたびに迷わずに済みます。
返信文の良し悪しは、言い回しの丁寧さより「募集メモのどの行に書いてあるか」を指させるかで決まります。根拠を指させる文なら、誰が返信しても同じ答えになり、条件を変えたときも直す場所がすぐ分かります。
動画の要点|募集メモ1枚から4問の返信文を作る
- よく届く4つの質問(申込方法・参加費・空席・持ち物)を、返信文と募集投稿の両方に使える形にする
- AIに渡すのは1枚の募集メモ。まだ決まっていない項目も「未確定」と書いて空欄にしない
- 返してもらうのは、質問・70字以内の回答・根拠になった原文・投稿の図案
- 依頼の条件は「募集メモだけを根拠にする」「フォームと締切を明示する」「空席数を足さない」の3つ
- DMで申込を受け付けない場合は、断る文と申込先を案内する文を一組にする
- 定員と空席は別の情報。分からない空席数を、定員の数字で埋めない
動画で使われている材料は、説明用の架空のワークショップです。実在する人のDMを使った話ではなく、申込が増えた実績を示すものでもありません。この記事の例もすべてその架空例をもとにしています。
手順1|AIに渡す募集メモを1枚にまとめる
募集メモとは、開催日時・参加費・定員・持ち物・申込先・締切など、返信の根拠にしてよい確定情報と、まだ決まっていない項目を1枚に並べた資料です。AIの返信文はこのメモに書いたことだけを材料にします。
最初に作るのは、AIに渡す1枚の募集メモです。返信文の材料はここに書いたことだけになるため、質問されそうな項目を先に書き出しておきます。動画の架空例(スマホ写真入門のワークショップ)では、次の内容を並べています。
| 項目 | 架空例の内容 | 答えられる質問 |
|---|---|---|
| 開催日時 | 10月18日(日)13:00〜14:30 | いつ開催しますか |
| 参加費 | 2,000円 | 費用はいくらですか |
| 定員 | 6名 | 何人まで参加できますか |
| 持ち物 | 充電済みのスマートフォン | 何を持っていけばいいですか |
| 申込先 | プロフィールの申込フォーム | どこから申し込めますか |
| 締切 | 10月16日(金)18:00 | いつまで申し込めますか |
| DMでの申込 | 受け付けない | DMで申し込めますか |
| 現在の空席数 | 未確定 | あと何人入れますか |
表の数字・日付はすべて説明用の架空例です。大事なのは最後の行で、決まっていないことも「未確定」と書いておきます。空欄のままにすると、AIがほかの行(例えば定員の6名)から答えを作ってしまうことがあるためです。
手順2|4つの質問と依頼の条件を渡す
募集メモの後に、よく届く質問を並べます。動画では「申込方法」「参加費」「空席」「持ち物」の4つです。そのうえで、返してほしい形と、守ってほしい条件を指定します。動画で示された条件を1つの依頼文にまとめると、例えば次のようになります。
次の募集メモだけを根拠に、4つの質問それぞれについて、70字以内の回答と、根拠にした募集メモの原文を出してください。申込先と締切は回答に入れてください。募集メモにない空席数や受付状況は足さないでください。分からないことと、人が確認すべき項目も一覧にしてください。
依頼文の中身は3つの条件に分けて考えると、自分の募集でも書きやすくなります。
| 条件 | 依頼文での書き方 | 防げること |
|---|---|---|
| 根拠の範囲 | 「募集メモだけを根拠に」 | メモにない料金・特典・時間をAIが書き足す |
| 入れる情報 | 「申込先と締切は回答に入れて」 | 答えを読んでも次にどこへ進めばいいか分からない |
| 足さない情報 | 「空席数や受付状況は足さないで」 | 未確定の数字が確定のように伝わる |
動画は、文章の上手さをお願いする前に、答えられる範囲を決めておく順番を勧めています。答えの長さを70字以内にしておくと、DMやコメント欄でもそのまま読める長さに収まり、根拠の原文と並べたときに食い違いを見つけやすくなります。動画では項目をそろえたデータ形式(JSON)で返させていますが、回答と原文が対になっていれば表形式でも確かめられます。
手順3|申込のDM返信は「断る文」と「案内する文」を一組にする
4問の中で、返信文の作り方が一番分かれやすいのが「DMで申し込めますか」という質問です。動画の教材にある回答は、次の一文でした。
DMでは受け付けません。プロフィールの申込フォームから、10月16日(金)18時までにお申し込みください。
この回答は、申込先と締切が募集メモと一致しているので、返信文としてそのまま残せます。受け付けない場所と、次に進む場所が一度に伝わるからです。動画のたとえでは、DMは道を尋ねる窓口、フォームは申込を受け付ける入口です。DMで質問を送っただけで申込が済んだと思われないよう、二つを分けて案内します。
残りの3問も、募集メモの行と対にして並べると次のようになります。申込以外の3つの返信文は、この記事で架空の募集メモから組み立てた原稿案の例です。
| 質問 | 返信文の例(70字以内) | 根拠にする募集メモの行 |
|---|---|---|
| DMで申し込めますか | 上で引用した教材の回答をそのまま使う | 申込先・締切・DMでの申込 |
| 費用はいくらですか | 参加費は2,000円です。申込先はプロフィールの申込フォーム、締切は10月16日(金)18時です。 | 参加費・申込先・締切 |
| あと何人入れますか | 定員は6名です。現在の空席数は未確定です。 | 定員・現在の空席数 |
| 何を持っていけばいいですか | 充電済みのスマートフォンをお持ちください。 | 持ち物 |
DMの返信は1通ずつ切り離して読まれるため、申込につながる質問には申込先と締切を毎回入れておきます。持ち物のように申込の後に届きやすい質問は、短く答えるだけで足ります。
手順4|空席の質問に定員の数字で答えない
定員は参加できる人数の上限で、空席数はその時点でまだ申し込める残りの人数です。申込状況が分からないうちは、空席数を定員の数字で答えられません。
「あと何人入れますか」と聞かれると、募集メモにある6という数字で答えたくなります。けれども、定員6名は参加できる人数の上限で、空席が6名あるという意味ではありません。動画のたとえでいえば、椅子を6脚置けることと、いま6脚とも空いていることは別です。
教材の実回答は「空席数は未確定のためご案内できません。定員は6名です」という内容でした。採用したいのは、分からない空席を埋めなかった判断です。一方で「ご案内できません」という言い方まで運営の方針にする必要はなく、「定員は6名です。現在の空席数は未確定です」と分けて書けます。
「確認してすぐ返信します」と一文足したくなる場合は、その前に、申込状況をどこで確認し、誰が返せるのかを決めておきます。資料にない返信時間や、まだ申し込めるという受付状況は付け足しません。空席数を伝えたい場合は、まず現在の申込状況を確認して募集メモを更新し、それから返信文を作り直します。
返信文を使う前の確認項目
AIの回答がそろった形で返ってきても、それは募集条件が正しいという意味ではありません。返信に使う前に、1問ずつ次の点を募集メモと照らします。
- 回答の数字・日付・曜日が、根拠の原文と一字ずつ一致しているか
- 申込につながる質問の回答に、申込先と締切が入っているか
- DMで受け付けない場合、断る文の後に申込先の案内が続いているか
- 定員が空席数の答えとして使われていないか
- 募集メモにない返信時間・受付状況・特典が書き足されていないか
- 70字を超えて、DMやコメントで読みにくい長さになっていないか
募集の条件を変えたときは、返信文を直接書き換えるのではなく、先に募集メモを更新して同じ依頼をやり直します。そうすると、古い締切や料金が返信文に残るのを防げます。
返信文を募集投稿へ移すとき|共通の案内は1か所に集める
4つの返信文をそのまま募集投稿に貼ると、同じ申込案内が何度も出てきます。動画では、投稿では4項目の答えを短く並べ、締切とDMでは受け付けない旨を共通欄に1回だけ置く編集案を示しています。開催日時は募集本文側に残します。
| 置き場所 | DMの返信文 | 募集投稿 |
|---|---|---|
| 申込先・締切 | 申込につながる回答ごとに入れる | 申込先は「申込方法」の答えに、締切は共通欄に1回だけ置く |
| DMで受け付けない旨 | 申込の回答に、案内とセットで入れる | 共通欄に置く |
| 各質問の答え | 1通に1問 | 質問と答えを隣り合わせに並べる |
投稿の一部を切り離してDMで送るときは、共通欄にまとめた申込先と締切を回答側へ戻します。質問を集めてFAQ投稿として何枚かに整理する方法は、インスタでよく来る質問をFAQ投稿にまとめる方法|AIで6問を5枚に整理で詳しく扱っています。予約前の質問が多く、長いFAQを複数枚に分けたい場合は、Instagramの長い予約前FAQを七枚へ整理する方法|AI原稿の役割と重複を確認も参考になります。
どのAIで作るか|動画で使われた環境と、自分の画面での確かめ方
この手順は、募集メモと質問を渡して文章を返してもらうだけなので、ChatGPTやClaudeなど、ふだん使っているAIチャットでも同じ形で試せます。大事なのはモデルの名前より、「募集メモだけを根拠に」「申込先と締切を入れる」「空席数を足さない」という3つの条件を毎回同じように渡すことです。
動画の教材の実験では、作業環境がCodex、使ったモデルがGPT-6.1 Solでした。2026年10月15日に確認したOpenAIの公式ページ(Models | ChatGPT Learn)では、ChatGPTの中でGPT-6.1 SolはWorkとCodexで使え、通常のChatでは使えないと書かれています。同じページには、GPT-6.1 Solの提供開始時の対象はPlus・Pro・Business・Enterprise・Eduで、FreeとGoは開始時の対象に含まれないこと、使えるかどうかは段階的な提供状況・サインイン方法・利用するアプリによって変わることも書かれています。モデルを選べるかどうかは、自分の画面で確認してください。
お知らせ投稿の原稿を同じ考え方で作る例は、インスタのお知らせストーリーズの作り方|営業時間と変更点をAIで3枚に分けるで紹介しています。
自分の募集に置き換える例|募集メモの行を差し替えるだけ
募集メモと4問の型は、ワークショップ以外の募集にもそのまま使えます。下の表は、置き換え方を示すための架空の例です。
| 場面 | よく届く質問の例 | 募集メモに「未確定」と書いておきたい項目 |
|---|---|---|
| 店舗のイベント告知 | 予約は必要か・費用・持ち物・駐車場 | 当日の混み具合 |
| オンライン講座の募集 | 申込方法・受講料・録画の有無・必要な機材 | 次回の開催日 |
| 商品の受注販売 | 注文方法・価格・発送時期・支払い方法 | 在庫の残り数 |
どの場面でも、まだ決まっていないことを「未確定」と書いておけば、AIがそこを推測で埋めにくくなります。DMで受け付けない手続きがある場合は、断る文と次に進む場所を一組にする形も同じです。
よくある質問
- Q1. DMで申込を受け付けないとき、どう返信すれば失礼になりませんか?
- 受け付けないことだけを伝えるのではなく、申込フォームの場所と締切の日時を同じ返信に続けて書きます。断る文と案内する文を一組にすると、相手は次に何をすればよいかがすぐ分かります。
- Q2. 返信文は何文字くらいにすればいいですか?
- 動画では、1問の回答を70字以内にするよう依頼しています。DMやコメント欄でそのまま読める長さに収まり、根拠の原文と並べたときに食い違いを見つけやすくなります。申込につながる質問では、その中に申込先と締切を入れます。
- Q3. 空席を聞かれたら、定員の人数を答えてもいいですか?
- 定員は参加できる人数の上限で、空席数とは別の情報です。申込状況が分からないときは「定員は6名です。現在の空席数は未確定です」のように分けて書きます(人数は動画の架空例です)。空席数を伝えたい場合は、先に申込状況を確認して募集メモを更新します。
- Q4. 無料のChatGPTでも同じ手順で作れますか?
- 募集メモと質問を渡して返信文を作る手順そのものは、特定のモデルに限らず試せます。動画で使われたGPT-6.1 Solについては、OpenAIの公式ページに、FreeとGoは提供開始時の対象に含まれず、ChatGPTの通常のChatでは使えないと書かれています。自分の画面で選べるモデルを確かめてから使ってください。
- Q5. 返信文とFAQ投稿は別々に作るべきですか?
- 同じ募集メモから作れば、両方を一度にそろえられます。違いは置き方で、DMの返信は1通ずつ読まれるため申込先と締切を回答ごとに入れ、募集投稿では共通欄に1回だけ置きます。
まとめ|募集メモを1枚にし、根拠を指させる返信文だけを使う
インスタで同じ質問が届くときは、募集の確定情報と「未確定」の項目を1枚の募集メモにまとめ、AIに「このメモだけを根拠に、70字以内の回答と根拠の原文を出して」と頼みます。DMで申込を受け付けない場合は、断る文と申込先・締切の案内を一組にし、空席の質問には定員の数字で答えません。
返ってきた返信文は、数字・日付・申込先を募集メモと照らしてから使います。条件が変わったら、返信文ではなく募集メモを先に直して作り直してください。手順の流れは、2026年10月9日公開の無料動画でも確認できます。ほかの動画記事はS.Enseのトップページから読めます。
この記事は、2026年10月9日公開の無料動画のうち無料で見られる部分と、2026年10月15日に確認したOpenAIの公式ページの記載をもとにしています。ワークショップの日付・参加費・定員などの数字と、返信文・置き換え例の表はすべて説明用の架空例です。AIのモデルの提供範囲は変わることがあります。利用前に公式ページと自分の画面で最新の状態を確認してください。

